大阪で過去2度失速した福士が「三度目の正直」をかけたレース。一方で、永山忠幸監督は「二度あることは三度あるという思いも片隅にあったのは事実」と話す。5キロ当たり17分前後のペースメーカーに30キロまでついていけたのは福士だけだったが、足が重くなった35キロすぎから、がくんとペースは落ちた。敗因は、まだ余力のあった30キロ地点でペースを上げて一気に引き離す自信がなく、安全策を取った点だ。35キロまでの5キロもほぼ同じペースを刻んだ。「後半にいつか(疲れが)来るなと思っていた」と福士。大阪のコースは終盤に向かい風が吹くことも頭にあったが、何より過去の経験がギアチェンジを自重させた。永山監督は今、国内大会よりもワールドマラソンメジャーズで世界と力勝負させたい考えを持っている。一度は昨年11月のニューヨークシティーに照準を合わせたが、ハリケーンの影響で大会中止。その後は駅伝を挟んで、再びマラソン練習。調整の難しさがあった面は否めない。マラソンのたびに練習も試行錯誤しているが、今回は追い込みすぎず、福士の自主性に任せた部分もあった。少しずつ42・195キロを走る馬力はつき、35キロまでは納得できるレースができた。自己ベストをマークし、現時点では世界選手権の最有力候補。でも、「1等賞」が取れず、やっぱり悔しさが残る。「まだ後半耐えられるだけの“何か”が足りない」。それは練習量なのか、勝利への執念なのか。その答えが見つかったときに、はじめて世界と戦うランナーになれる。
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