V・プレミアリーグが19日、兵庫・姫路市立中央体育館などで行われ、久光製薬スプリングスは東レアローズと対戦し、皇后杯決勝と同じ顔合わせが実現した。リーグ戦を10試合終え、2位・久光製薬(8勝2敗)を4位・東レ(6勝4敗)が追うなか、立ち上がりから試合の主導権を握ったのは久光製薬だった。「これまでは(試合の)スタートが悪かったが、前半から勢いに乗れた」と新鍋理沙が言うように、サーブで攻め、ブロックで着実にワンタッチを取り、レシーブからの攻撃を確実に決める理想的な展開に持ち込み、第1セットを25-14と大差で先取する。皇后杯を制した後も、気を緩めることなくブロックとレシーブの関係性の強化に努めてきた。「2枚(ブロックが)そろった脇を自分が拾う。攻撃陣が豊富なので、決まるまで拾い続けてやる、と思ってレシーブした」というリベロの座安琴希が守備で盛り立て、新鍋、石井優希のバックアタックもさえ渡り、第2セットも25-19で久光製薬が連取した。追い上げたい東レだが、迫田さおりが「ココという場面でミスをしてしまった」と振り返ったように、スパイクミスが続き、第3セットも流れを引き寄せることができない。対する久光製薬は、各セットの試合終盤に長岡望悠に代えて狩野舞子、古藤千鶴に代えて石田瑞穂を2枚替えで投入。今季からセッターに転向した狩野に対して、中田監督が「苦しい場面ではなく、いいところで使ってあげたかった」と言うように、リードした場面で投入されたことで「レフトだけでなく、いろいろな攻撃を使おうと思えた」(狩野)と話した。実際に試合の中でも「丁寧にトスを上げることを心がけた」と言いながらも、石田の時間差攻撃や、新鍋のバックアタック、岩坂名奈のクイックを織り交ぜる余裕を見せ、中田監督からも「(2枚替えが)とてもよかった。あそこまでできると思わなかった」と及第点が与えられた。メンバー交代も奏功し、レギュラーセッターの古藤も第3セット終盤にサービスエースで得点を追加。最後まで緩めることなく試合を進めた久光製薬がストレートで東レを下し、9勝2敗とした。20日は兵庫県の神戸総合運動公園体育館で共に9勝2敗の久光製薬、NECレッドロケッツが対戦する。
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