JR西日本が、瀬戸内や山陰など営業エリア内にある世界遺産を中心に、数日かけて周遊する豪華観光寝台列車の導入を検討していることがわかった。大阪駅発着の案が有力で、専用車両を新造し、2017年度までの運行開始を目指す。JR西の豪華列車では、寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)が人気だが、クルージング型寝台列車の投入は初めて。新列車は内装を豪華にしつらえ、沿線でとれた野菜、魚介類などを使った高級料理も提供する。裕福なシニア層などをターゲットに、料金は1人10万円以上を想定。在来線で運行し、車中泊のほか、ホテルや旅館での宿泊も検討している。JR西の在来線は近畿や中国、北陸各地に計50路線ある。沿線には、京都や奈良のほか、兵庫・姫路城や広島・厳島神社、島根・石見銀山など計9か所の世界遺産が点在している。JR西が実施したアンケートで、主に団塊の世代の人たちから「車窓の風景を眺めながら、旅そのものを楽しみたい」という声が集まり、鉄道が単なる移動手段ではなく、旅の目的になることがわかった。都市間輸送では、格安航空会社(LCC)などとの競争が激しくなり、新たな戦略が必要になったことも今回の計画を後押ししたという。JR西は「各地の食材や歴史、文化を味わえる工夫を凝らしつつ、鉄道ならではのゆったりとした旅を演出したい」ともくろむ。
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