ブラジルでの上位進出へザッケローニ監督の大胆な強化策が明らかになった。ポイントは、早ければアジア最終予選ヨルダン戦(3月26日・アンマン)でW杯出場を決めてから本番までの強化試合のマッチメークだ。日本サッカー協会関係者によれば、同監督は「これから(ブラジルW杯まで)の強化試合の相手は大学生相手でもいいくらい。なるべくなら強いチームとはやりたくない」との考えを持っているという。想定しているのはFIFAランク21位の日本より下位あるいは南アフリカW杯の1次リーグで敗退した国とみられる。すでに代表の一部関係者には伝えており、今後は格下相手に足場を固め、ブラジルW杯に臨む。10年南アフリカの岡田武史監督が09年9月にオランダと強化試合を行うなど、これまでの代表監督はW杯出場決定後、本番をにらんで直前に強豪国との対戦を望んできた。事前に強豪国と戦い、本番へシミュレーションとするのが定説だった。ザック・ジャパンも10年10月にはアルゼンチン、昨年は10月にフランス、ブラジルと連戦しフランスには初勝利。しかし、W杯直前は違う。強豪国との対戦を回避してW杯へアプローチする戦略を指揮官は抱いている。大きな狙いは2つある。1つ目は戦術理解を深めることだ。6日のラトビア戦でも明らかになったように現在の代表はメンバーが固まりつつある。この状況を踏まえ、今後、優先すべき課題は選手同士の戦術の浸透になる。相手が強ければボールを支配され、「攻める」サッカーは確立しにくい。格下であればボールを保持する時間も長く、日本の命綱のパスワークや動きを確認できる。2つ目は情報戦だ。前回の南アフリカでは、MF本田圭佑(26)=CSKAモスクワ=をFWで起用するなど岡田監督が予選とは全く違った守備的な戦い方を指示。相手が持つ事前情報と異なる戦い方がベスト16進出へと導いた。今回も強豪国と対戦して手の内を見せ警戒されるより、W杯まで隠しておいた方が得策との思惑もある。コンフェデレーションズ杯(6月・ブラジル)ではブラジル、イタリア、メキシコと同組に入った。W杯の決勝トーナメントで対戦するような相手とは、これで十分。世界との差をコンフェデ杯で見極め、格下相手との強化試合でチームを磨いてW杯へ。これが、ザックの描くブラジルへの道だ。
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