東京商工リサーチ福井支店によると、福井県あわら市温泉5丁目の老舗温泉旅館「開花亭」(北川昭治代表社員)が1日、事業停止した。会社の代理人弁護士は、福井新聞社の取材に対し「業績が芳しくなく、立て直す体制も万全でないため閉館となった。今後の方向性は未定」などと述べた。負債総額については明らかにしなかった。開花亭は1905年に開業。昭和天皇が3度宿泊されるなど、老舗名門旅館として地元をけん引してきた。約1万平方メートルの大庭園がある建物は地上3階、地下1階建てで収容人数は230人。あわら市によると、同旅館の2010、11年の入り込み客数は年間9千人台だったが、12年は7360人だった。事後処理を一任されている青山正喜弁護士(東京)は同日午前、従業員に対し「今日をもって閉館する」と伝えた。また青山弁護士は取材に対し「1日付で、全従業員を解雇した。新たなスポンサーを見つけ、営業を再開する可能性もゼロではないが、見通しは厳しいと思う」と話した。東京商工リサーチ福井支店によると、同社の97年1月期決算での年商は約7億円だったが、12年1月期は約2億円まで落ち込んでいた模様。09年4月には会社や北川代表社員が保有する不動産の大半があわら市に差し押さえられていた。同市観光協会によると、芦原温泉全体の年間宿泊者数は91年の約136万3千人をピークに年々減少。12年は約78万7千人まで落ち込んでいる。
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