4月17日、同日の米株式市場で取引中盤までにアップルが6%急落。米半導体会社シーラス・ロジックが前日示した今四半期の売上高予想が市場予想を下回ったことを嫌気した。写真はニューヨーク5番街のアップル販売店。4日撮影(2013年 ロイター/Mike Segar)17日の米国株式市場でアップル<AAPL.O>が売られ、一時2011年12月以来初めて400ドルを割り込んだ。アップルに部品を供給する米半導体メーカーのシーラス・ロジック<CRUS.O>が示した売上高見通しが市場予想を下回ったことで売りが触発され、午後の取引で398.11ドルまで下落。その後は下げ幅を縮小し、前日終値比5.5%安の402.80ドルでこの日の取引を終えた。シーラス・ロジックは、アップルに「iPhone(アイフォーン)」とタブレット端末「iPad(アイパッド)」の部品を供給。同社は前日、ある特定の納入先のある特定の製品の予想が引き下げられたとし、前年度第4・四半期(1─3月)の純棚卸引当金が2330万ドルになったと発表。シーラス・ロジックはこの納入先の社名を明らかにしていないが、前年10─12月期はアップルへの納入が全体の90%を超えていたことから、シーラス・ロジックが示した見通しはアップル製品の需要見通しに直結するとの見方が出ている。シーラス・ロジックはまた、4─6月期の売上高は1億5000万─1億7000万ドルになるとの予想を発表。市場の平均予想の1億9000万ドル超を下回った。こうしたなか、クアルコム<QCOM.O>、アバゴ・テクノロジー<AVGO.O>、ブロードコム<BRCM.O>、スカイワークス・ソリューションズ<SWKS.O>など、アップルに部品を供給している他の企業の株価も下落した。アップルは23日に1─3月期決算を発表する。
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